

注意しなくてはならないチェックポイントの一つに、合格実績というものがあります。特に中堅から大手の個別指導塾を選ぶ際に重要な点です。新聞広告や折り込みチラシの立派な広告には、有名私立中学高校や超難関公立高校の合格人数が記載されています。そして、中には年々合格実績が伸びていることを示すグラフさえ、ご丁寧に掲載していることもあります。これを見た保護者は、「ここに入塾して頑張れば、うちの子もあの学校に合格できるかもしれない」と思うことは不自然なことではありません。ある著名な社会科学者が述べた言葉ですが、「現代社会ではコマーシャルでどんなものでも買わせることができる」という文句があります。まさしくそのとおりです。
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英会話スクールでの講師との会話を、カセットテープを使って自宅学習などで補強する。そうしておいて初めて、テキストを見て内容を確認するようにするのです。そしてその内容に関して、テープで聞いた英語を使いながら、簡単に発表させたり、話し合ったりする。中学生のリーディングはこうしたやり方でなくてはならないと思います。外国語の学習においていちばん大切なのは、リスニングなのです。このことは、ここ数年、多摩大学学長のグレゴリー・クラーク氏をはじめ多くの人々が言いはじめていることですが、これは紛れもない真実です。耳から入れば、単語の意味だけではなく発音も一緒に覚えることができる。この効果は実に大きいと思います。赤ん坊だって、まず、まわりの人間の言葉を何年聞か聞いて育ち、それから自分の言葉をしゃべり出すのです。大人になっても、まず相手の話を聞いてその意味がわがらなければ、会話は成立しません。
2008年の私立大学受験では八割の学校で「AO入試」が行われたそうだ。AO入試とは、面接や小論文のみで合否を決める試験方式で、そこでは学力は一切問われない。その目的は、個性豊かな学生にさらなる教育機会を与えるということ。確かにそれはそれで素晴らしいことかもしれない。しかし、その生徒数がどれくらいいるのか知らない人がその数を聞いたら、多少なりとも驚くに違いない。実は、2008年度に私大に入学した大学生の「10人に1人」は、AO入試での合格者という割合になっているそうだ。大学によってばらつきがあるとは言え、「10人に1人」だ。それだけの割合で学力試験もなく大学生になっているというのはいかがなものだろうか。言ってしまえば、小論文プラスたった15分の面接だけの試験だ。その試験でそんなに多くの受験生を通してしまう大学って一体なんなのか。そもそもそれで個性のなにがわかるのか。